カーニバルのTickerシンボルの謎
1、カーニバル社について
2、カーニバルにはTickerシンボルが2つ?
3、結論
1、カーニバル社について
景気回復局面では、レストランや航空機、高級ブランドの株価が上がることが予想されます。
その中で、2月かの落ち込みが大きい株、つまり戻り余地が大きい株(10/10現在)がカーニバルです。
カーニバル社といえば、コロナ蔓延の死の豪華客船ことダイヤモンドプリンセス号の運営企業ですね。世界最大のクルーズ船運営会社です。
株価のチャートの方は下の感じで、まだ、2月の1/3程度になっています。
これは例えば同じようなコロナで大ダメージを受けた株、デルタ航空に比べるとだいぶ割安感があります。デルタ航空はなんだかんだで2月の半分以上には戻ってきてます。
確かにカーニバルのほうがデルタより業績回復が遅れそうなのは予想できますが、大きく利益を取りたいならば、カーニバル購入は面白いのではないでしょうか。
2、カーニバルにはTickerシンボルが2つ?
ここからが面白い点なのですが、実はカーニバルには2つTickerシンボルがあるのです。
1つは先ほども見せたCCL
で、もう1つがCUK
両方ともNYSE上場なのですが、CUKはADRで、CCLは通常の株です。
※ADRについてはわからない人は下記を参照してみて下さい。
どっちを買えばお得か、なぜ2つあるのかを調べました。
日本語の記事は見当たらないので、下記の英語記事を紹介します。
Motley foolの記事なので、信ぴょう性は高そうです。
これを要約すると、
①2つある理由は昔、合併した時の名残らしい。
②どちらのTickersシンボルを買っても、もらえる配当は同じ。
③価格差の原因はCCLはS&P500の構成銘柄だから、S&P500の動きに引っ張られるけど、CUKはロンドンの指数のFTSE 100の構成銘柄だから、FTSE 100の動きに引っ張られるから。
3、結論
配当をもらえる額が同じなら、安いCUKの方がよさそうです。
ただし、現在カーニバルは配当を停止しているみたいです。
となると、いよいよどっちでもよいという結論になりますね。
余談
解せないのは、マネックス証券のADRのリストで、なぜか市場がアメリカになっていること。
これについての謎はまだ解けてません。
https://info.monex.co.jp/us-stock/adrlist.html
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